知りたかった!サクラマスの最強ルアー5選とルアーの使い方を釣具屋店員が解説

近年、北海道で大ブーム中の海サクラマス釣り。

年々アングラーが増えている一方で「1匹になかなか出会うことができない・・」「どんなルアーを使えばいいのかわからない・・」などの声が多く上がっています。

そこで今回は、経験と実績に基づいた海サクラマスが釣れる最強ルアーを5個ピックアップ!

意外と知られていない、各ルアーの本当の使い方も徹底解説しています。

おそらく、ルアーごとに使い方を解説しているサクラマスの記事は他にはありません。

ぜひ最後まで読んでください!

2025年最新!サクラマスの最強ルアー5選

星の数ほどあるルアーの中で、海サクラマスに本当に効くルアーを、西川の経験と実績から厳選!

ここではシチュエーションに応じた使い方、カラー選択、おすすめフックなど、より実践的な紹介もさせて頂きます!

岡Craft|LT-30,LT-35(岡ジグ)

20年以上前から、海サクラマス狙いにおいて最強とされている通称岡ジグ」。

中でも、細身形状のLTシリーズが人気・実績共にNo.1!

細身なので空気抵抗が少なく、誰でも簡単に抜群の飛距離を出すことができます。

着水後は、一定速度のただ巻きが基本。海サクラマスが思わずバイトしてくる魅惑のアクションを、誰でも簡単に演出することができます。

海サクラマス釣りをしたことがあるアングラーなら、一度はお世話になったことがあると言っても過言ではない。定番にして最強のメタルジグです!

岡ジグはこう使う!

使い方

①基本はただ巻き

②暴れすぎない速度で

③穏やかな時はLT30,波っ気があるときはLT35

④朝、夕マズメ時はアピールカラー

⑤日中は黒系やナチュラルカラー

基本的な使い方は表層をただ巻き。岡ジグはこれに尽きます。

しかし、ただ巻きはただ巻きでもコツがあります。岡ジグが暴れすぎない速度で、適度な引き抵抗を感じながら巻いてくること。

これはあまりにも感覚的なお話なので、視覚的に適正な速度を感じるならロッドティップを見ること。

ジグを巻いている時にティップがちょっとだけ曲がっている状態をキープすると、ベストなスピードで巻けている目安になります。

ティップが曲がらない速度はジグが水中で泳いでいない、ティップが入りすぎている時はジグが暴れすぎているサインになるので参考にしてみて下さい。

当日の波や風、潮の動きによって巻き速度は変わってくるので、まずはフィールドでキャストして最適な引き心地を覚えていくのがいいでしょう!

LT-30を使用して実釣している動画を併せてご覧頂くとイメージが湧きやすいと思います!

重さやカラーはこう選ぶ!

波風がなく、海が穏やかであればLT-30(30g)を、波っ気があったり潮がガンガン効いていている状況、沖でサクラマスの跳ねが見られるような場面では、LT-35(35g)がおすすめとなります。

薄暗い時間帯の朝・夕マズメは"ホロピンク・グリーンゴールド・アカキン"など、派手で水中で目立つアピールカラーが非常に有効です。

日中のドピーカン時、まるで魚っ気が無い場合でも"赤ラメブラック"のような黒系カラーが有効な場合もあります。

また、アピールカラーに反応が無い場合は"サケ稚魚・ナチュラルベイト"などのリアル系に反応が良い場合があります。

よって、アピールカラー・黒系・リアル系の3パターンがあると、より一層攻略の幅が広がりますね!

毎年限定カラーもリリースされており、ファンには堪らないです!

おすすめフック

岡Craftから岡ジグ専用のオリジナルフックが発売されています。

専用設計のためジグの泳ぎを邪魔することがなく、フック絡みも少ないのでおすすめです。

フックサイズ

・アベレージサイズが40〜50cmならSサイズ

・50cmを超えるようなサイズならMサイズ

シングル・ダブルフックの2種類がありますが、おすすめはショートバイトを絡みとりやすいダブルフック。

フックカラーが【白・黒・赤】と3種類ありますが、これはお好みで選ぶといいでしょう。

Jackson|アスリート12SS・14SS

海サクラマスを狙うにおいて、誰もが一度は耳にしたことのある超有名ミノー。

元祖ジャーキングミノーと呼ばれており、ジャーキングメソッドはここから誕生したと言われています。

僕もこのアスリートには非常にお世話になっており、おかげさまで毎年サクラマスを釣ることができている信頼のミノーなのです!

12SS(12cm,21g)はベイトサイズが小さい時に、14SS(14cm,25g)は自重があり、飛距離が出るので広範囲をサーチしたい時に活躍してくれます。

アスリートはこう使う!

使い方

・ジャークが鉄板

・ワンピッチジャーク

・ジャーク後の「ストップ」が大切

・サーフ、堤防、港、磯場などどこでもOK

アスリートは基本的にアングラー側の操作が必須となるミノーです。

状況によってただ巻きで釣れることもありますが、ジャークでミノーを動かしていくとサクラマスがバイトする確率がグンと上がります。

アスリートはジャークすると、大幅にダート(横に飛ぶこと)してくれる唯一無二のミノーです。

このダートアクションに食い気のないサクラマスが思わず喰らいつく、いわゆるリアクションバイトを誘発できるため、釣れない時間帯でもバイトを得ることができるのです!

操作方法

ハンドル1回転+ロッドを大きく煽る「ワンピッチ・ワンジャーク」が基本

ジャーク後、すぐに次の動作に入る前に食わせの間である「ストップ」を1秒前後入れるとなお◎!

ストップしてルアーを見せることにより、サクラマスのミスバイトが減り、しっかりフックアップしてくれます。

サクラマスの当日の活性に合わせて「2回ジャーク・ストップ」やストップの時間を2秒くらいにして見せる時間を増やすなど、たくさんの応用が効くのも人気の理由です。

実釣動画をぜひチェックして参考にしてみて下さい!

カラーはこう選ぶ!

おすすめカラーは2色。

CKI(カタクチ)・CGY(グリーンバックイエロー)。

極端な話、アスリートはこの2色があれば間違いないと言われているくらい超実績カラーなのです!

どちらのカラーも、どの時間帯でも反応を得ることができる超万能カラーなのです。

ちなみに僕はCGY信者(笑)。

迷ったらこの2色をフィールドに持っていき投げ倒してみましょう!

おすすめフック

アスリートにはトリプルフックが標準装備されているので、そのまま使用してOKです。

サクラマスを釣り上げた際、針先が伸びたり鈍ってきた時には交換が必要です。

アスリート12SSは#6番サイズを、アスリート14SSは#4番のトリプルフックに交換しましょう。

トリプルフックはカルティバ社の"STX-45ZN"がおすすめです。

針先が鋭く刺さりが抜群!さらに大型のサクラマスが掛かっても安心してファイトできる強度を兼ね備えています。

DUO|タイドミノーランス

海サクラマス専用設計の最強ミノー、タイドミノーランス。

圧倒的な飛距離と釣力を兼ね備えている必要不可欠なミノーです。

あまりの万能さに僕も必ず、BOXに2〜3本忍ばせている信頼度抜群のミノーです。

サイズ展開も非常に豊富(110S,120S,140S,150F,160S)で、フィールドの水深やベイトのサイズによって細かい使い分けができるのも魅力です!

タイドミノーランスはこう使う!

使い方

・トゥイッチ

・優しめのジャーク

・ストップはやや長めに

タイドミノーランスはトゥイッチ・ジャークに機敏に反応してくれる傾向があります。

この特徴を生かし、アクションを付けてリアクションバイトを誘発しましょう!

比較的優しめのジャーキング後、ストップをやや長めの2秒前後入れてあげるのがおすすめです。

沈下速度がゆっくりなので、ストップ時に魚に長く見せることが可能。

ジャークで魚に気づかせて、ストップ時に食わせの間を与えてあげるイメージがベストです。

サイズとカラーはこう選ぶ!

タイドミノーランスはサイズ展開が非常に豊富なのも特徴の1つです。

110S,120Sはベイトサイズが小さい時におすすめ。また、浅いレンジを攻めることができるので、遠浅のサーフにマッチします。

140S, 160Sは、深いレンジを攻めることができるので、磯場・漁港など水深のあるエリアでの使用がオススメ

オオナゴ・マイワシなど、ベイトが大型の時にマッチします。

150Fはシリーズ史上最もレスポンスが良く、アクションにキレのあるモデル。潮や流れが効いていない状況でもスローに誘うことができます。

ランスシリーズ唯一のフローテインングモデルで、フィールドを問わず使用することができます。

おすすめカラーはグリーンバックシルバーとHKI。僕自身もかなりお世話になっているカラーです!

おすすめフック

タイドもミノーランスには、トリプルフックが標準装備されているので、そのまま使用してOKです。

サクラマスの強烈なファイトでも伸びにくいオリジナルフックが搭載されているので、安心してファイトができます。

サクラマスを釣り上げた際、針先が伸びたり鈍ってきた時には交換が必要です。

110S,120Sは#6番サイズを、140S,150F,160Sには#4番のトリプルフックに交換しましょう。

トリプルフックはカルティバ社の"STX-45ZN"がおすすめです。

d-3 Custom Lure's|フルベイトシャープ

細身でベイトフィッシュライクな110mm,30gの高比重ボディが特徴のジグミノー。

ボディが細身なので、メタルジグ並みの飛距離を出すことが可能。

それでいてジグミノーなのでスローな誘いでもしっかり泳ぐのが良い点。

メタルジグの早い誘いに反応がない時にぜひ投入して欲しい、食わせに特化したルアーなのです!

フルベイトシャープはこう使う!

使い方

・ややスローに巻く

・アクションは基本なしでOK

ややスロー気味のただ巻きが◎。

弱った小魚がフラフラと泳いでいるような演出が得意なルアーなので、あまり派手なアクションを加えずに、ナチュラルに誘うのが釣果への近道。

細身形状なのにしっかり引き抵抗を感じることができ、潮の効いている場所、変化が捉えやすいのも特徴でバイトゾーンを絞りやすいメリットもあります。

フルベイトシャープは、飛行姿勢が非常に良く、とにかく飛距離が出るのでサーフなど広範囲を探りたい場面で活躍してくれます。

おすすめカラーはサクラマスに有効とされるグリーン系カラー

アクションがベイトフィッシュライクなので、ナチュラル系カラーも実績が高く人気です。

おすすめフック

段差のダブルフックが標準装備されており、パッケージから取り出してそのまま使用することができます。

太軸仕様なので日本海側の4〜5kgクラスのサクラマスがヒットしても安心してファイトができます。

標準装備のフックが鈍ってきたら、VANFOOK社の"チューンドアシストパーチ"のMサイズ,ダブルフックがおすすめです。

清竿堂 せいかんどう|SSPジグ20g,30g

千歳のプロショップ清竿堂のオーナーさんが、ハンドメイドで生産している入手困難なメタルジグです。

タダ巻きはもちろん、ストップ&ゴーやジャーキングなどアクションを加えることも可能な多彩なジグなのです。

オススメカラーはブラックシェルやピンク系

特にブラックシェル系は渋い時間帯でも反応を得られる場合が多く、現在も入手困難なアイテムになっています。

Screenshot
Screenshot

この他にも他社にはない独創的なカラーが多く、つい集めたくなってしまう魅力があるのも特徴の1つです(笑)

SSPジグはこう使う!

使い方

・基本はただ巻き

・ベイトが小さい時は20gで攻める

・飛距離が必要な時は30g

SSPジグも基本的には、表層をただ巻きでOK。

ベイトがカタクチイワシやコナゴのように小さいときは、シルエットの小さい20gを。

魚の跳ねやブレイク(駆け上がり)遠い場合は飛距離の出る30gを結んでみましょう!

おすすめフック

SSPジグは他のメタルジグとは違い、横アイ仕様となっています。

注意点

フックを取り付ける際はスプーン用などの「横アイ」仕様をセットしましょう。

がまかつ社の"TR-25" 1/0 ダブルフック仕様がかなりマッチします!

まとめ

海サクラマスは難易度が高いと感じる人も、今回ご紹介したルアーを信じて使い続ければ、案外サクッとキャッチできる可能性が高い釣りものです。

ゲーム性が高く、エキサイティングな海サクラマス釣りにぜひチャレンジしてみて下さい!!

関連動画

道東の釣りならブルーマリン

ブルーマリン

北海道網走郡美幌にある釣具店のブルーマリンです。
超現場主機者のスタッフによる日々の釣果報告から、ショップからのおすすめ情報・イベント情報や、北海道の魚釣りの魅力も交えながらお届けします!

あなたにおすすめの記事

Search word 記事をさがす

Category 記事をさがす

Tags タグでさがす

Popular Articles

Pick up

YOU TUBE

Archive