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【DAIWA】2024新登場!”STEEZ SV TW 100XH”
いつもブログをご覧頂きありがとうございます!ブルーマリンスタッフの青木です。
ダイワ社のフラッグシップブランド 【STEEZ l スティーズ】。スティーズの歴史は初代から2023年まで11機種、2世代に渡り展開されてきました。そして、2024年第3世代として新たに生まれた24 STEEZ SV TW。
そんなダイワ社のフラグシップにふさわしい新登場の24 STEEZ SV TWの魅力を見ていきます!
【DAIWA】”STEEZ SV TW 100XH”
“STEEZ SV TW 100XH”のスプール経
- φ28mm(AIR)
- φ30mm(CT)
- φ34mm(LIMITED・AⅡ)
- φ36mm(HLC)
歴代のSTEEZが展開しているベイトリールは、上記のようにスプール径が2mm刻みでラインナップされています。
シリーズのど真ん中、長らく開いていたΦ32mmの穴を埋めるのが今回登場するφ32mmのSV BOOSTスプールを積んだ第3世代STEEZ SV TWとなります。
注目する特徴としてこの第三世代にはゼロアジャスター(旧メカニカルブレーキ)が存在しない点。
第3世代は、かつてメカニカルブレーキと呼ばれた機構を完全に取り除き、まったく新しいサブブレーキレス構造に生まれ変わっているんです!
第2世代 16STEEZの時点で、すでにDAIWA社のリールはMAGFORCEダイヤルのみでブレーキ調整を完結していましたが、第3世代はかつてメカニカルブレーキと呼ばれた機構を完全に取り除き、まったく新しいサブブレーキレス構造に生まれ変わっています!
そして、高剛性かつコンパクトなボディに“巻きと耐久性”を司るHYPERDRIVE DESIGNをインストール。投げの性能も大幅に向上しており、G1ジュラルミン製φ32mm SV BOOSTスプール、TWS、サブブレーキレスの各機構は、DAIWA社が長年追い求め、ついに完成させた“投げの設計思想”ULTIMATECASTING DESIGNとなっています。
いくつか上記で”STEEZ SV TW 100XH”の機構を述べましたが、詰め込まれた全ての機構をご紹介します。
HYPER DRIVE DESIGN
高い初期性能が長く続くことを目指し、全ての基本性能の水準を大幅に高めたベイト(両軸)リールにおける次世代の設計思想。 ハイパードライブデザインは、最大4つのテクノロジーで構成されています。
滑らかな回転が長く持続するハイパードライブデジギアの搭載を必要条件とし、ギアの駆動を援けて強く軽い巻上げをもたらすハイパーダブルサポート。
内部構造を強く支持し、撓みにくく歪みづらいハイパーアームドハウジング。過酷なロケーションでも作動し続け、塩ガミによる固着を激減させた絶縁構造のハイパータフクラッチ。これらの相乗効果で、あらゆるフィールドにおいて安定した性能を発揮し続けます。
TWS “T-Wing System”
TWSは、スプール回転数が一番上がるスプール至近のラインガイドでの抵抗を大幅に削減することに成功しました。飛距離への抵抗部分を減らすことにより、従来以上の飛距離・コントロール性の向上に加え、フォールも速くバックラッシュを減少することができます。巻き取り時だけではない、キャスト時の新たなレベルワインドの可能性を実現いています。
新型TWS
キャスト時のライン放出抵抗、すなわち”無抵抗範囲の拡張”を目指し、オンリーワンテクノロジーであるTWSにメスを入れ、DAIWA社ベイトキャスティングリールでは、スプールサイズ毎に適したTWSをそれぞれ使い分けています。
今回の新規スプールサイズ用TWS(写真左)では、新たに開発したテーパー形状を導入。
新型TWSサイズにおけるテーパー形状有無の開口部を比較した結果、27%拡張へ至っています。
16STEEZ SV TW搭載のTWS(写真右)比較では、横幅が狭くなったにも関わらず、開口部16%拡張を実現。無抵抗範囲の拡張に加え、特殊な表面処理”DLC”との相乗効果でライン放出性能の最大化を図っています。
テーパー形状の有無による飛距離テスト結果から、最大で4.9%の飛距離アップを実現(ウェイト7g時)
DAIWA社はオンリーワンテクノロジーすらも磨き込み、「次々と投げたくなる」キャストフィールを探求し続けているんです!
U.T.Drag “ULTIMATE TOURNAMENT DRAG”
ドラグ効き始めの初期の食い付きを解消し、スティック(ムラ)のない滑らかさを実現しながらも、締めれば締めるほど効く最大ドラグ力を兼備するDAIWAのドラグシステムです。
ULTIMATE CASTING DESIGN
イメージしたキャスト軌道を、現実に。
DAIWA社が長年追い求めてきたアルティメットキャスティングデザインを実現するには、キャスタビリティーに大きく影響する4つの要素を揃え、それぞれの性能を極限まで高める必要でした。
それらの要素とは、“DAIWA社発の世界初”である電磁誘導ブレーキ[MAGFORCE+可変インダクトローター]を始め、[TWS][G1ジュラルミン製スプール][ZEROアジャスト]と、すべてがDAIWA独自の技術とコンセプトです。
DAIWA社が積み重ねてきた技術革新も、ついに実現したアルティメットキャスティングデザインとその今後の進化も、すべてはアングラーがイメージしたキャスト軌道を現実のものとするための機構です。
ULTIMATE CASTING BRAKE
電磁誘導ブレーキ[MAGFORCE]と、スプールの回転速度等に応じて磁界に出入りする[可変インダクトローター]による完全“非接触式”のブレーキシステム。
摩擦に頼らない非接触式だからこそ、水没や雨、飛沫、湿度といった使用環境の影響を受けにくく、パーツが消耗しないため性能が半永久的に持続。
またMAGFORCEの効きが安定しているからこそ、軽量級ルアーへの適性や汎用性、2段可変による超遠投性といった個性を可変インダクトローターに付与できます。
ULTIMATE CASTING ZERO ADJUST
サブブレーキ併用の手間と設定の曖昧さをZEROに!
メインブレーキ(MAGFORCE)を極めたDAIWA社にサブ(メカニカル)ブレーキは不要。[ZEROアジャスト]思想から生まれたゼロアジャスターによって、いったん「スプールガタZERO設定」を終えたら、あとはマグダイヤル調節だけであらゆる状況に対応可能なんです!
さらに、いよいよ“メカニカルブレーキ機構そのものを排除”した24 STEEZ SV TWのZERO設定はもはや狂いようがない。やばいですねコレ・・・。
ULTIMATE CASTING LINE GUIDE
巻きと飛びの効果を一つにまとめた無二の機構TWS
ラインの緻密な巻き取りと、キャスト時における無抵抗範囲の拡張を一挙に叶える[TWS]。この機構によって放出されるラインの流れがスムーズになり、DAIWAベイトリールのロングキャスト性能は飛躍的に向上。またTWSは、レベルワインドで起きていた“ラインの玉突き事故”、バックラッシュの防止にも効果を発揮!
24 STEEZ SV TWにはライン放出抵抗をさらに減らしたテーパードTWSを搭載。スプールの高回転化が進む近年、TWSの重要性はますます高まっています。
ULTIMATE CASTING SPOOL
特殊素材と加工技術による高強度・低慣性スプール
ベイトリールのスプールにはアルミ系合金が使われることが多く、その最高強度・最上グレードに位置付けられるのが、DAIWA社が採用するG1ジュラルミンです。
この素材は、マグネシウム比2倍、超々ジュラルミン比1.3倍の高強度で、スプールに用いて強度を基準に設計すると、圧倒的軽量性を実現できるんです!
ただしG1ジュラルミンを高精度に仕上げるには高い加工技術が必要。素材がもつ剛性を軽さとして活かすためにも極薄に設計・加工できることが前提です。
G1ジュラルミン製スプール
マグネシウムの2倍、超々ジュラルミンの1.3倍の強度を発揮するG1ジュラルミンという特殊アルミ系合金。
その超軽量かつ優れた剛性を維持するマテリアルは、航空機の構造材や精密機器等にも採用される軽量合金の最上級グレードなんです。
同強度を維持するなら圧倒的な軽量感を実現するため、スプールの巻糸面にブランキング加工せず肉薄化のみで存分な強度の維持が可能。軽さがもたらす回転レスポンスの高さ、高剛性による正確無比な回転は他の追随を許しません。
オイルインジェクションキャップ
ゼロアジャスターの変わりにオイルインジェクションキャップを搭載。※サブブレーキレス仕様。
付属の専用工具を使用することでキャップの取り外しが可能。キャップを外すことでピニオンボールベアリングへの注油、メンテナンスが可能へ。
新形状スタードラグ
操縦性を追求し、新形状スタードラグを搭載(写真右)。従来のスタードラグ形状(写真左)から薄型化されています!さらにラチェット構造までも見直し1クリックの調整音までこだわっています!小刻みよく響くスタードラグ調整クリック音を是非体感して欲しいです!
ドラグ引き出しクリック
ビッグフィッシュを獲るための高いドラグ性能を追求し、最大ドラグだけでなく、魚の引きに追従する滑らかな作動性能はクラスNo.1を目指したSTEEZ SV TW。
さらにドラグ引き出しクリックを搭載し魚の急な突っ込みに対して、ラインシステムのギリギリの攻防を音で知らせることで、アングラーへ大きなアドバンテージをもたらします!
■ボールベアリング搭載箇所
・ピニオン部 :2BB(CRBB)
・ギアシャフト両端 :2BB(CRBB)
・スプール両端 :2BB(CRBB)
・ウォームシャフト両端:2BB(CRBB)
・ハンドルノブ :4BB(1個のノブに2CRBB)
※ダブルハンドルのため4BB仕様
■製品対応カスタムパーツ
・ハンドルノブ:Sサイズノブ対応
・ハンドル:RCSBハンドル各種
・RCSB BFハンドルセット
・RCSB クランクハンドルセット
・RCSB カーボンクランクハンドル
・23RCSB カーボンクランクハンドル
・RCSB ESD 100mmクランクハンドル
■スプール互換体系
現在互換性のあるスプールはございません。
てんこ盛りでご紹介しましたが、新たな機構も加わり注目の2024年新作ベイトリール“STEEZ SV TW 100XH”。
是非チェックしてみてください!
今週末も皆様のご来店、心よりお待ちしています。
BLUE MARLINスタッフ 青木 誠