釣りコラム
マメイカ(ヒイカ)の釣り方を釣具店員が伝授!おすすめロッドや合わせ方も解説
この記事では、近年流行中のマメイカエギングについて、釣具屋スタッフである西川が徹底解説!
マメイカを釣るためのタックルチョイスや、エギのセレクト方法、アワセのコツなど、マメイカ釣りには欠かせない情報を紹介していきます。
この記事を読めば釣果UP間違いなしですので、ぜひ最後までご覧ください。
2024年のマメイカ釣果報告は「【マメイカ釣り】このパターンが効いた!渋い中でも確実に釣れ続けたパターンと活躍したエギはコレ!」をご覧ください。
マメイカ釣りとは?
マメイカ釣りとは、名前の通りマメイカを狙った釣りのことを指します。
ここでは、以下の内容に沿って、マメイカ釣りの基本的なことを見ていきましょう。
- そもそもマメイカって何?
- マメイカ釣りの特徴
- マメイカ釣りを楽しむためのポイント
そもそもマメイカって何?
標準和名が「ジンドウイカ」、関東圏では「ヒイカ」と呼ばれているイカ。
北海道では通称「マメイカ」と呼ぶのが定番で、その名の通り豆のように小さいイカなのでマメイカと呼ばれています。
生涯を特定の港で過ごすと言われており、1年周期で産卵すると生涯を終えます。
マメイカ釣りの特徴
一番人気の理由は手軽にチャレンジできて、さらには数釣り(複数匹釣れること)が楽しめる事。
マメイカ用のタックルも安価に揃えられることから、ファミリーフィッシングとしても楽しめるでしょう。
マメイカ釣りは、お子様からベテランアングラーまで幅広い年代が夢中になる釣りです!
マメイカ釣りを楽しむためのポイント
マメイカ釣りを楽しむポイントは、以下の2つ。
- 超繊細な専用タックルで挑む
- 状況に応じたエギセレクト
名前の通りマメイカは小さいターゲットなのでアタリも超繊細です。
専用タックルで釣りをする事により、大幅な釣果UPが期待出来ます!
その日の状況でマメイカがヒットするエギのサイズ、カラーが違うので非常にゲーム性が高くのめり込む方が続出中!
次からは、実際にマメイカ釣りで必要となる道具について、詳しくみていきましょう。
マメイカ釣りに必要な道具
マメイカ釣りに必要な道具は以下の通り。
- ロッド
- リール
- エギ
- ライン
ここでは、「何がおすすめか」という点に触れながら解説していきます。
おすすめロッド
5〜7ftクラスのアジング・メバリングロッドがおすすめ。
自らマメイカの繊細なアタリをバシッと掛けていくなら先調子のアジングロッド。
気付いたらマメイカの重みが乗っている感覚が好きなら、乗せ調子でレギュラーテーパーのメバリングロッドがおすすめです。
おすすめリール
1000〜2000番クラスのスピニングリールがおすすめ!
ロッドも繊細で軽量なので、リールも自重が軽めのモノがベストです。
DAIWA 月下美人X,月下美人MXなどの軽量で巻き感度の高いリールがベストマッチ!
エギ
デイゲーム(日中)はヤマシタ"レンジハンター1.5B/1.5D"が基本。
マメイカの活性に合わせて、エギのフォール速度の調整をするとなお良いです!
デイはマメイカがボトムに張り付き、広範囲に散っているのでフォール速度の速い1.5D(ディープ)を中心に組み立てる。
速いフォール速度に反応が無ければよりゆっくり見せる事の出来る1.5B(ベーシック)を投入すると反応を得られる事が多い。
デイゲームの実績カラーは以下の通り。
- 金アジ
- アカエビ
- ゆきんこ
上記3色があればまず間違いありません!
夜釣りの場合は、投光器で足元にマメイカを集めてサイトフィッシングの展開が多いので、フォール速度の遅い「ヤマシタレンジハンター1.5S/1.5B」を使う。実績カラーは以下の通り。
- オールピンクグロー
- オールオレンジグロー
これに反応が無ければ「サイトハンター1.0BS/1.3BS」を投入。
サイトフィッシングで最強とされている極小エギ。これでダメなら諦めましょうというレベルで釣れます!実績カラーは以下の通り。
- アカオニ
- イチゴミルク
夜釣りの場合は、ピンクやオレンジなどの視認性の良い派手なカラーが良いでしょう。
夜釣りにおいては極力エギを動かさない事が重要です。
派手にエギを動かすと見えイカが逃げてしまうので、警戒されないようナチュラルに誘うのが秘訣!
ライン(糸)
PEライン0.3〜0.4号にショックリーダーはフロロカーボン3〜5lb程度がおすすめ。
ラインを細くすればするほど感度が上がり、マメイカの繊細なアタリをより感じやすくなります。
そのため、ベテランアングラーはPE0.2号以下でも◎。
近年アジングで流行中のエステルラインは感度抜群で、マメイカエギングにマッチします!
ナイロンラインは伸びる性質があるので、伸縮率の低いPEやエステルがオススメです。
集魚グッズ
注目の新製品!マルキュー"ノリノリイカライダースタンプ"。
使い方カンタンで手が汚れないスタンプ式集魚剤。
イカが大好きな魚介抽出物配合でエギにより抱きやすくなる画期的なアイテム。
周りの釣り人に釣り勝てる?!超便利グッズ!
使い方は本当にカンタン。スポンジ状になっている部分をエギにポンポンするだけ!
お値段もリーズナブルで手軽に使える集魚剤としてとっても人気アイテムです!
マメイカ釣りのベストシーズンとポイント
ここではマメイカ釣りのベストシーズンと、狙いやすい時間帯や場所などのポイントを紹介します。
マメイカが多く見られる季節
道東エリアでは5〜7月がベストシーズン。
近年では秋10〜11月の目撃情報があるので、長いシーズンを楽しむことが可能な釣りになりつつあります。
マメイカ釣りにチャレンジしたい!という方は、ぜひ5〜7月の間に行ってみてくださいね!
マメイカの狙いやすい時間帯と場所
魚と同じで、朝マズメと夕マズメが最もチャンスの多い時間帯です。
特に、日の出と日の入り直前は1番のチャンスタイムで、マメイカの活性が最も上がる時間帯と言われています。
マメイカを狙える場所は海藻が多い波止場や漁港。というのもマメイカは、5〜6月頃から藻や海藻に産卵するために接岸すると言われているためです。
上級者向け!マメイカの釣り方テクニックやコツ
ここからは、やや上級者向けに、マメイカの釣り方テクニックを紹介していきます。
少し上のレベルを目指したいという方も、ぜひ参考にしてくださいね!
成功率を上げるためのコツ
デイゲーム(日中)は広範囲を探り、夜釣りではなるべくエギを動かさないようにしましょう。
特にデイゲームは、底付近にいるマメイカに対して、どうアプローチしていくかが成功率UPのキーになります。
エギを激しくシャクってアピールさせるのが有効な場合もあれば、底を小突くような小さめのアクションが有効な場合も。
つまり、イカの活性に合わせたロッドワークがキーになると思っています。
夜のマメイカ釣りでは、投光器で集めた見えイカがエギに反応してくれない場合が少なくありません。
この場合、見えイカの下には見えないだけでかなりのマメイカがいる事が多々あります。
そのため、エギが見えなくなるまで沈めて、静かに動かし止めるを繰り返すとヒットする確率が上がります。
ぜひ試してみてください!
釣果を増やすための上級テクニック
マメイカ釣りの釣果を増やすには、エギのこまめなカラーローテーションが必須。
マメイカは非常に目の良い生き物なのでエギをよく見ています。
同じカラーで連発する事も多々ありますが、反応が途切れた時にカラーチェンジすると1投目で釣れた!なんて事もよくあります。
釣れなくなってきたと思ったらエギのカラーを変え、バリエーションを持った誘い方をしてみてください。
マメイカ釣りの極意はYouTubeで更にわかりやすく解説!
この動画では、スタッフ西川が経験を元にマメイカエギングを徹底解説しておrます。
ぜひ、こちらも合わせてご覧下さい!
よくある質問
ここではマメイカ釣りに関するよくある質問をまとめました!
ぜひご活用ください。
マメイカ釣りにおすすめのリールはありますか?
1000〜2000番のスピニングリールがおすすめ。
特に、管理釣り場やアジング・メバリングで使われる小型スピニングリールがおすすめです。
マメイカの合わせ方のコツを教えてください
違和感を感じたらすぐに合わせる!「モゾっ」や「ツン」はマメイカが触手でエギに触れている証拠なので掛けにいきましょう!
もしバレても、マメイカの場合はまたエギを抱きにくるので、慌てずにエギを再びフォールさせると高確率で再度抱いてきます!
北海道のマメイカ釣りの時期はいつですか?
札幌・小樽の道央エリアは5〜7月・9月〜12月頃まで比較的ロングランで楽しめます。
道東エリアでは5〜7月がベスト。近年では秋10〜11月の目撃情報があるので、長いシーズンを楽しめる釣りモノになりつつあります。
マメイカが釣れる時間帯はいつですか?
基本的に日中でも夜でも狙えるターゲット。
その中でも朝マズメ・夕マズメが最もチャンスタイムになりますよ!
まとめ
マメイカは、日中でも夜でも足場の良い港で、誰でも狙う事の出来るお手軽なターゲットです。
エギのサイズやカラー、誘い方で釣果に差が出る、単純だけど非常に奥が深くてハマる人が続出している中毒性の高い釣りです!
道東エリアでは5〜7月と暖かい季節に狙えるので、軽装で釣りが出来るのも魅力の1つ。
ぜひ、ファミリーでカップルでマメイカエギングにチャレンジしてみて下さい!