釣りコラム
鮭(アキアジ)釣りの教科書📚仕掛けや釣り方、おすすめルアーを徹底解説!
北海道で最も人気のあるターゲット鮭(アキアジ)。
ビギナーからエキスパートまで誰もが手軽に強烈なファイトを楽しむことができる秋の風物詩的ターゲット。
釣果がUPする?!マル秘テクニックやおすすめルアーなど、これから鮭釣りを始めてみたい...そんな方はこの記事を読めば丸わかりの内容となっています!
今年はこのルアーが熱い!?
鮭からの反応良好の話題のルアー!記事後半で詳しく解説していますので是非チェックしてみて下さい!
鮭(アキアジ)釣りってどんな釣り?
北海道の釣りといえば鮭が思い浮かぶ方が多い超人気のターゲット。
僕も大好きな釣りモノの1つで、毎年夢中になってフィールドに通うほど魅力あるターゲットです!
エリアによってはアングラーが横並び状態で、次々とロッドが曲がっていく光景も珍しくありません。
鮭釣りはカツオなどの付けエサを使用した釣り方がメジャーです。
大きな魚体からは想像できない「コツコツ…」と小さな前アタリが特徴的で、トルクフルなファイトが我々アングラーを魅了し続けます。
塩焼きやちゃんちゃん焼き、イクラの醤油漬けなど釣った後のお楽しみも盛り沢山の鮭。
まさに釣って楽しい、食べて美味しい最高のターゲット!
釣れる時期やシーズン
鮭(アキアジ)は秋のイメージが強い魚ですが、開幕の早い太平洋側(釧路・十勝エリア)では7月から釣れ始めることも。
鮭釣りのメッカである僕の地元、オホーツク海エリアでは8月中旬から釣れ始めます。
水温がグンと下がり、最も鮭が岸寄りする9月中旬以降がピークとなります。
11〜12月でも鮭は狙う事は出来ますが、銀ピカの鮭を狙うのであれば9〜10月頃の釣行がオススメです。
主な釣り場
北海道全域で釣れる鮭ですが、メインとなるのは鮭の魚影が最も濃いオホーツク海エリアです。
釣り場は漁港や防波堤、河口付近のサーフがメインとなります。僕のオススメはサーフ!
広大な海でルアーを投げているだけで最高の気分になります!
釣ってはいけない場所
河口規制がある場所があるのでガイドブック等で事前のチェックが必要となります。
近年、立ち入り禁止・駐車禁止の釣り場(特に漁港)も増えてきているので注意が必要です。
代表例として斜里町の日の出漁港(知布泊漁港)は釣りが禁止になっているため注意が必要です。
鮭釣りの方法と主な仕掛け
鮭を釣る方法は実は何種類もあるんです!ここでは代表的な釣り方「ウキルアー・ぶっこみ・フカセ」この3つをご紹介させて頂きます!
ウキルアー
鮭を釣る方法で最もメジャーで人気のある仕掛け。ウキルアーの名前通り、ルアーにウキを付ける北海道独自の仕掛けです。
デッドスローな誘いが基本となる鮭釣りですが、時間帯によってはかなり沖目で回遊することもあるので、45g前後の重ためのスプーンを使用します。
しかし45gのスプーン単体ではデッドスローで巻くと底を擦って泳がなくなってしまいます。
そこでスプーンの上に浮力体であるウキを装着することにより、スプーンが沈むことなくデッドスローで巻いて誘うことができる画期的なシステムなのです!
ちなみにリールを巻く速度は1秒間に1回転くらいが基本となっています。
スプーンにはアシストフックにタコベイトを被せた、通称「タコベー」をセットします。
タコベーに、付けエサのカツオや赤イカを付けるのが一般的です。
ぶっこみ(投げ釣り)
ウキルアーの次に人気な釣り方がこのぶっこみ釣り。
鮭が釣れる時期になるとサーフに、ズラーッと竿が並んでいる光景を見たことはないでしょうか?
そのほとんどがぶっこみで鮭を狙っている方!専用の仕掛けを投げて、アタリがくるのを待つ単純明快な釣り方です。
仕掛けセットが釣具屋さんに売っているので、それに付けエサを付けて投げるだけでOK。
ぶっ込み釣りは一見すると簡単に見えますが、仕掛けにこだわる方も多く、1から作る方も数多くいるとても奥深い釣りです。
特に浮力体のフロート部分のカラーが重要とされている釣りなので、その年の当たりカラーを見つけるのも楽しみの1つです。
釣具屋さんに"ルミシート"と呼ばれているシールと"発泡フロート"が単品で売っているので、自分好みを仕掛けを作ってみるのもアリです!
また、ただ当てずっぽうに投げるより、鮭が回遊するであろう駆け上がりがある位置を予想し投げておくと、ヒット率がグンとUPするかも?!などの奥深い要素の多い釣りです。
※斜里エリアでは2024年より同時に使用する釣り竿は3本以内とするルールが設定されています。
フカセ
スピニングリールとロッド、そしてウキとエサが基本で、撒き餌を使用する釣り方です。
鮭釣りにおいては撒き餌を使用することはなく、一般的なフカセ釣りとは少し違うんです。
スレている鮭にはウキルアーより効果があると言われるほど、食わせ能力が高い釣法です。
フカセ釣りはウキルアーと違い、潮流に乗せて仕掛けをナチュラルに仕掛けを流していく釣りです。
タコベーにカツオなどのエサを付けて漂わす釣りなので、とにかく魚にナチュラルに口を使わすことができます。
ウキルアー釣りで使用しているルアーロッドが代用できるのも魅力の1つ。いざという時のために、1セット忍ばせておくのもいいかもしれませんね!
ただし、ルアーマンと同じような場所で釣りをすると、絡まってしまう可能性があるので気をつけましょう。
鮭釣りにおすすめのタックル(ウキルアー釣り用)
ここでは最も人気の高いウキルアー釣りにおすすめのタックルをご紹介!
ロッドに糸付きリールの格安セットも数多く存在していますが、実際に使用すると重たくて疲れてしまったり、飛距離を出せなくて遠くの魚にアプローチできずに釣れなかったり…みたいなことが起こります。
ここでご紹介するモノは一度買えば長く使えるものばかり!
ビギナーさんでもエントリーしやすいコスパ◎のロッド・リールもあるので、これから始めてみたい方も必見の内容です!
竿(ロッド)|強烈な引きに負けないパワーのあるモデルを
45gのスプーンがメインになる釣りなので、ルアーMAX50g以上のMHクラスを選ぶのが◎。
こちらは1万円台で買える超コスパに優れたモデル。エントリーモデルには最適です。
ワンランク高みを目指すならこちらのモデルがオススメ!軽量で1日中振っても疲れにくく、パワーもあるので安心して鮭とファイトをすることができます。
MHクラス以上であれば強烈な鮭の引きにも負けないので、安心してファイトすることができます。
飛距離が欲しい場面も多々あるので10フィート以上の長さを選びましょう。
リール|4000番以上のサイズが◎
鮭はとにかく魚体が大きく引きが強烈なので、パワー負けしない巻き上げ力のある4000番もしくは5000番クラスを選びましょう。
ウキルアーは基本デッドスローの釣りなので、ハンドル1回転の巻き取り量が少ないノーマルギアを選ぶ方も多いです。
かといって、HG(ハイギア)やXG(エクストラギア)がダメということではありません。
回収が素早く行えたり、横風が吹いている時の素早い糸ふけ回収ができたりと、メリットもたくさんあるのでギア比はお好みで選ぶのが良いでしょう。
ライン|強度の高いPEライン
飛距離が出て強度の高いPEラインが断然おすすめとなります。
鮭釣りにおいてPEラインの強度はとても重要。人と人の間隔が充分に確保できないような人気ポイントでは、少々強引なファイトが必要となります。
鮭釣りのおすすめラインは、XBRAID”UPGRADE PE X8!確実にランディングまで持ち込める、信頼度抜群のラインで僕も使用しています。
このPEラインであれば1.5〜2.0号の太さがあれば充分な強度が確保できるので、必然的に飛距離も伸びて一石二鳥なんです。
長く使用すると色落ちはしますが、ラインがボソボソに傷むことが少なく、ラインブイレクすることがほとんどありません。
値段は決して安くはありませんが長く使えることを考えると、安いPEラインを何度も巻き替えるよりもコスパに優れていると言えます!
ルアー(スプーン)|ブルー系カラーは必須!
形やカラーによって釣果に差が出る最も重要なルアー選び。
基本となるのは45gのブルー系カラーのスプーンです。
画像の"ミラーブルー"、"ドットBSP"、"アワビブルピン"などは昔から実績の高いカラーです。
カラー選びで迷ったら是非参考にして下さいね!
朝マズメの薄暗い時間帯ではグロー(夜光)カラー、日中の渋い時間帯ではブラックシェルなど時間帯によって有効になるカラーもあるので幅広く揃えておくと釣果UPに直結しますね!
ウキ|Lサイズ以上を選べばOK
間違いないウキは、DAIWA “アキアジクルセイダーフロート”。僕も必ずこのウキを使用しています。
“ウキ単体”と”リーダー付き”があるので、僕のように自作が面倒に感じる方はリーダー付きがおすすめです!
ウキのカラーは薄暗い時間帯、日中、曇っている時いつでも見やすいカラーの赤やピンクがおすすめ。迷ったらコレです!
「S・M・L・LL・3L」とサイズが豊富にありますが、適合ルアーサイズ45gのLサイズを選んでおけば間違いないでしょう!
ウキのサイズを上げてしまうとルアーが浮き上がってしまったり、ウキの空気抵抗が大きくなり飛距離がと落ちてしまったりするデメリットがあります。
そうならないよう、ルアーの重さに応じたウキをチョイスしましょう。
タコベー|2号のピンク・赤系が◎
基本は2号のピンク・赤系を選んでおけば間違いないでしょう。
黒系のタコベーはスレている鮭に有効とされているので、渋い状況下で使ってみるのもアリです!
1.5号は食いが渋い状況で、シルエットを落としたい時に活躍します。こちらも用意しておくとなお良いですね!
鮭釣りで使用するエサ
鮭釣りでメインで使用するエサはカツオの切り身ですが、食いが渋い時に効果があるエサや針持ちが良いエサなど実は色々あるんです!
カツオ
鮭釣りのエサ選びで迷ったらとりあえずコレ!毎年安定した釣果が出ている万能エサです。
「ニンニク・エビ粉・生」の3種類がありますが、圧倒的人気は強烈な匂いを放つニンニクです。
真相は分かりませんが、匂いや風味に鮭が寄ってくるとも言われているので、迷ったらニンニクを選びましょう!
ルアーの泳ぎを邪魔しない最適なサイズにカットされている"ルアーカツオ12mm"もおすすめです。
特にウキルアーの釣りをする方に人気のカツオです!
僕の場合、エビ粉はカツオの身が締まってエサ持ちが若干良くなるのと、ニンニクほど匂いが強烈ではなく、手が臭くならないので愛用しています。
サンマ
食いが悪い時はコレ!カツオより身が柔らかく、食い込みが非常にいいサンマは渋い状況下の救世主的存在です。
身が柔らかいためキャスト時に身切れしてしまうというデメリットもありますが、使う価値は充分にあります。
カツオと同じく「ニンニク・エビ粉・生」の3種類があるので状況に応じて使い分けてみましょう。
サンマは1本モノも売られています。ご自身でカットする手間はありますが、価格が安いのが魅力です。
自分好みの匂いをつけることもできるため、密かに人気なのです。
赤イカ
針持ちNo.1のエサ!フグ・サバなどいわゆるエサ取りが多い状況で活躍するエサとなります。
キャストしても身切れしにくいので、大遠投をする際にとても安心!
タコベーにカツオと赤イカの相掛けも時として効果があるとされています。
鮭釣りで釣果を出す5つのポイント
投げてゆっくり巻くだけの単純明快な鮭釣りですが、ちょっと見方を変えるだけで釣果がガラリと変わることも!?
ここではちょっとしたコツを5つご紹介!見違える釣果が出るかもしれない必見の内容です!
なるべく飛距離を出す
どこを回遊しているか分からない鮭ですが、飛距離を出して広範囲を探ることができれば好釣果に繋がる可能性大です!
鮭は群れで行動する魚なので、その日のヒットゾーンを捉えることができれば、ヒットを量産できるチャンス!
鮭の群れは日が上りきると沖に出ていく傾向があるので、飛距離を出せれば他のアングラーが釣れない状況でもチャンスの可能性が高いのです。
特にG Salt “サーモンキー45g・55g”は小粒なシルエットで、空気抵抗を受けにくい設計。
遠投が苦手な方でも簡単に飛距離を伸ばすことができますよ!
朝イチは手前も大チャンス!
朝イチの時間帯は薄暗いこともあり、魚の警戒心が非常に薄れていて我々の足元付近を回遊していることが多々あります。
サーフエリアで釣りをする際は、手前を回遊している鮭が散ってしまうので極力ウェーディングは控えましょう。
経験上、多少波っ気がある時ほど手前を回遊している確率が高いので、遠投して反応がない時は、チョイ投げで手前を探っていくのもアリだと思います!
渋い時はルアーを止める?!
渋い状況=鮭がルアーを追ってこないという事。
ルアーを追ってこない時はストップを入れて、食わせの間を作ってみましょう。
波っ気のある状況でもストップはとても効果的です。波の力でルアーが自発的にその場で泳いでくれるので長い時間、食い気のない鮭にアピールをすることができます。
ルアーに追い切れない鮭が思わず口を使ってくることがあるので、ぜひ試してみて下さい。
アワセのタイミングは大切
鮭釣りで1番大切と言っても過言ではないアワセのタイミング。
1秒に1回転の速度で巻いて誘うと「コツコツコツ…」と小さなアタリがきます。
ここではアワセを入れずに我慢してそのまま巻き続け、鮭が引っ張っていく感覚(リールは重くなって巻きにくくなる)が手元に伝わってきたらしっかりとアワセを入れて上げましょう!
「コツコツコツ…」のタイミングでアワセを入れるとしっかり食い込んでいない状況がほとんど。
結果的に掛かりが浅くなってしまい、掛からないもしくは掛かってもファイト中にバレてしまいます。
鮭の口はとても硬いので、しっかりとしたアワセを行うのがバラシを減らすコツです。
状況に応じたルアー選択
鮭のウキルアー釣りは、その日の状況に合わせたルアー選びが肝心です。
手前に鮭が回遊している時、鮭が沖を回遊している時、初めて訪れたフィールドで全く状況が分からない時...など状況はその日の潮の動きや風によって目まぐるしく変わるものです。
次の記事でこれさえあれば間違いない状況に応じたおすすめルアーをご紹介させて頂きます!
鮭(アキアジ)釣りにおすすめのルアー
今や各社から無数に鮭専用のルアーが発売されている状況…。どのルアーがどんな時に有効なのか分からない方は要チェックです。
僕の経験上ですが、とりあえずこのルアーがあれば間違いないというものを厳選しましたのでぜひ参考にしてみて下さい!
DAIWA ”アキアジクルセイダー45g” 飛距離:☆★★ ヒット率:☆★★
鮭のウキルアー釣りの原点的存在のアキアジクルセイダー。
誰もが一度はこのルアーで鮭を釣ったことがあると言っても過言ではない、原点にして頂点的存在。
中でも表面が真っ青な”ミラーブルー”というカラーが超鉄板です。
僕もシーズン中は必ずBOXに忍ばせている今もなお、廃れない名作的ルアーです。
フジワラ “鮭勝(さけかつ)45g” 飛距離:☆★★ ヒット率:★★★
波形のボディが水を掴み、巻いても止めても泳ぎ続けてくれる唯一無二のルアー、それが鮭勝です。
ボディ形状が大きいので飛距離はさほど出ませんが、食わせ能力はNo.1と言っても過言ではありません。
止めても泳ぎ続けてくれるルアーなので、渋い時でも鮭が簡単に口を使ってくれます。
そして、一度廃盤になった伝説の銀粉カラーが2024年復活!
何故だか、「この銀粉カラーを投げておけば間違いない」と言われている超爆釣カラーなのです。
自身も何度もいい思いをさせてもらっている伝説的カラーなので、再生産と聞いてテンション爆上げ!(笑)
2024年は”銀粉ブルピン”と”銀粉グリピン”の2色展開。
朝イチ、日中どんな時間帯にも有効な銀粉カラーは絶対に試す価値アリです!!
G Salt “サーモンキー45g” 飛距離:★★★ ヒット率:☆★★
注目すべきは、圧倒的なシルエットの小ささから繰り出される抜群の飛距離。
他の45gのルアーよりもかなりぶっ飛びます!鮭が沖にいる状況では、このサーモンキーの独壇場です。
それでいて特殊な形状により僅かな水流や潮の流れを掴み、ゆっくり誘っても泳ぎ続けてくれるので、食い気のない鮭に対しても非常に有効なのです。
鮭がどこを回遊しているか分からないような状況で広範囲を探りたい時は、サーモンキー45gをキャストしてみましょう!
【大切】鮭釣りの注意点
釣って楽しい食べて美味しい至高のターゲット鮭。この釣りを今後も末長く楽しむために節度ある行動が求められているのも事実です。
禁漁区間・期間
鮭を釣ってはいけない場所がありますので事前のチェックが必須となります。
「通年禁止の保護水面」や「期間内は禁漁の河口規制」など場所によって様々なルールがあります。
また、毎年「フィッシングルール ルール&マナーブック」という冊子を、一部地域の釣具屋さんで配布しています。
もちろん当店ブルーマリンでも取り扱いがあるので、ご希望の方はレジカウンターでお声掛けして下さい。
場所取りの禁止
鮭釣りの場所取りとは、釣り予定日の前日から現地に駆けつけ、砂浜や漁港の岸壁に竿立てやクーラーなどの釣り道具を置いて、その場所の「釣りの優先権」を主張する行為です。
鮭釣りで有名な海岸では、6月頃から砂浜に杭を打ち込み、杭に旗や杭の間にロープを張るなどして場所取りをすることがあります。
これらは全て原則禁止となります。
また、シーズン中はテントや小屋を砂浜に設置する光景を目にしますが、全て禁止行為です。
場所取りは他の釣り人に多大な迷惑を掛ける迷惑行為なので、絶対に行わないようにしましよう。
引っかけ釣りの禁止
鮭の引っかけ釣りは禁止されています。絶対に行わないようにしましょう。
河口付近の海面や内水面において、サケ・マスを採捕することは禁止とされています。
そもそも引っ掛けは釣りではなく、鉤引具(かぎで引っかける漁具)を使用することになるので遊漁者が使用できる漁具ではないため、禁止となっています。
ゴミの持ち帰り
自分で出したゴミは自分で持ち帰る。当たり前のことですが、この当たり前のことをできていない釣り人がいるのが現状です…。
漁港は漁師さんの仕事場。
そこにゴミを捨てるということは、普段僕達が働いている職場の床にゴミを捨てていることと同じことなのです。
「漁師さん、近隣住民の方々、釣り人」皆が気持ちよく釣りができる環境を整えていき、この釣りを末長く楽しんでいきましょう!
譲り合う
鮭は全道的に大変人気なターゲットなので、ハイシーズンを迎えると釣り人で大賑わいになります。
お互い譲り合いの気持ちを忘れずに、必要な分だけ確保したら次の釣り人に場所を譲るなどの配慮がとても大事になります。
マナー・ゴミ・駐車問題などで釣り場が年々減少しているのが現実です。
これ以上釣り場閉鎖を防ぐ為にも、ゆとりある心でお互いが気持ちよく釣りを楽しめる環境を作っていきましょう!
よくある質問
ここでは、鮭(アキアジ)釣りでよくある質問をまとめました。
ぜひご活用ください。
北海道で鮭釣りは禁止されていますか?
北海道では、水産資源保護法や内水面漁業調整規則により、河川・湖などの内水面エリアでの鮭釣りは全面的に禁止されています。
鮭は規制のない海でのみ釣ることができます。
しかし、海でも河口付近など規制があるエリアがあるので必ず事前に確認をしましょう。
事前にチェック!
エサの付け方を教えてください
エサは針にひっかけるように刺す”ちょん掛け”で付けるのが一般的です。
ポイントは大きく分けて3つです。
皮の方から針を刺すこと(身の方が柔らかく取れやすいため)
エサの真ん中に針を通すこと
大きすぎず小さすぎない均等な大きさに統一する(空気抵抗が生まれ飛距離が伸びなくなるため)
以上のポイントを抑えておけばOK!
エサはなるべく新鮮な方が食いが良いので、渋い状況下ではこまめなエサ交換が釣果UPに繋がります。
リーダーとはなんですか?
正式名称を”ショックリーダー”と言います。
キャスティングやフッキング時の急激なショックをやわらげ、あるいは根ズレによるラインブレイクを防ぐために、メインラインの先に結束するラインのことです。
鮭のウキルアー釣りではリーダーにウキを通して仕掛けを作っていくのが一般的です。
本来はメインラインであるPEラインにリーダーの接続が必須ですが、リーダー付きのウキが市販されているので、結束ができない方でも安心して使用することができます。
メスを釣る方法を教えてください
諸説ありますがオスよりメスの方が下の層を泳いでいるらしいので、狙うタナを深めにするとメスのヒット率が高いと言われています。
あくまで諸説なので参考程度であり、未だにメスを確実にする方法は確立されていません。
どなたか知っている方がいたらぜひ教えて下さい!(笑)
アキアジとは何ですか?
アキアジ=鮭。
厳密に言うとアキアジは、北海道で秋に獲れる鮭を指す言葉です。
道民は大抵、鮭をアキアジと呼びます。僕がお店で道外のお客様と喋っていると「アキアジって何?」と高確率で質問をされます。
全国規模で見るとかなりマイナーな呼び方であることがわかりますね!
鮭釣りはいつまでできますか?
ハイシーズンは9〜10月頃ですが、12月末頃まで実は狙うことができるターゲットなんです!(一昔前は元旦に初日の出を見ながら鮭を狙っていた方もいたそうです…)
12月に突入すると鮭の数がグッと減ってチャンスは少なくなってしまいますが、その分釣り人も一気に減るのでチャンスかも?!
過去に12月の鮭狙いで”キングサーモン”を釣った方もいるんです…!
何が起こるか分からない季節でもあるので、行ってみる価値はあるかと思います!
まとめ
初心者の方でも比較的簡単に大物の引きを味わうことのできる鮭釣り。
引きの強さやシンプルな誘いが故に奥深さがあり、我々釣り人を最も魅了する魚です。
魅力が多い反面、釣り人の殺到やゴミ問題により、次々と釣り場が閉鎖されているのも事実です。
ルール・マナーを今一度確認し再度徹底する必要もあります。
鮭はウジャウジャいるのに釣りができない…なんて状況は切なすぎるので、この釣りを末長く楽しんでいくためにも譲り合いの気持ちを忘れずにして頂ければと思います。
一度釣ると病みつきになること間違いなしの中毒性の高い鮭釣りに、ぜひ皆様もチャレンジしてみては?!