Fishman 新作ロッド二本立て!「Beams inte 9.8L」「BC5 9.6MH」入荷!

いつもブログをご覧いただきありがとうございます!ブルーマリンスタッフの青木です。

Fishman 新作ロッド2本!

かたや“長尺で20g程度までのルアーを遠くへ飛ばす”ことに振り切った「Beams inte 9.8L」。かたや“長尺+5ピースで携行性を高めたヘビーバーサタイル”な「BC5 9.6MH」。

どちらも「届かない先」を狙うための武器ですが、狙いどころと使い勝手はかなり違います。

それではまずB.C.4→B.C.5?の疑問から、新作の2本を徹底的に解説していきます!

まず押さえたい!BC4 → BC5 の“根本的な進化”は何か?

ざっくり言うとポイントはこの3つ。

1. 継数

  • BC4:4ピース中心
  • BC5:5ピース化

→ 長尺ロッドの“持ち運びにくさ”が一気に改善!
遠征ガチ勢の方も嬉しすぎる携行性へ。

2. 各ピースの役割設計が細分化

5ピース化に合わせて、各セクションに“明確な役割”が与えられているため、

  • 曲がりの繋がり
  • キャスト時の反発
  • ファイト時の追従

これらがより自然でパワフルに!

3. グリップ設計の刷新

BC5は“長めグリップ”を採用しています。それにより...

  • キャスト安定性UP
  • 携行時に他のピースを守る“添え木的な役割”

まで果たすようになり、
これはBC4にはない発想で、旅釣り勢には猛烈に刺さるポイントと言えます!もちろん遠征目的ではなくとも、普段の持ち運びにコンパクトロッドを求めている方にもオススメです。

それでは、今回到着した新作2本をみていきましょう!

Fishman "Beams inte 9.8L" ライトルアーを『遠くへ正確に』届ける長尺ライト砲!

長さを活かして「軽いルアーを遠くへ飛ばす」ことに特化した9.8ft(約298cm)のロングベイトロッド。通常の「inte」シリーズの思想を伸ばして、未開拓の遠いストライクゾーンを叩くために作られた今作!

曲がりを生かしてリリース時に弾き出す“遠投性能”を追求しつつ、長尺ゆえのブレを抑えるためにブランクの積層・素材設計を工夫しているようです。

SPEC

  • 全長:298cm(9.8ft)
  • 継数:3ピース、仕舞寸法:約102.5cm
  • 自重:約176g、グリップ長:48cm
  • 素材:4軸カーボン、ガイド:Kガイド(チタン+ステン)
  • 適合ルアーウェイト:2〜20g、
  • ライン:PE0.4〜2号

Beams inte 9.8L何が良いか?(実釣で想像できる利点)

  • 個人的になりますが、ベイトタックルでライトルアー(MAX20g程度)を“確実に遠くへ投げたいとき"の最有力候補とBeams inte 9.8Lは言えると感じています。軽いプラグや小型ミノーを遠くの対岸やブレイク、潮目にキャストしたいシーンで真価を発揮してくれる。
  • 3ピース構造で仕舞寸法(102.5cm)
  • 150〜200gクラスの大型ベイトリールを想定したカウンターウェイト内蔵など、長時間のキャストでも疲れにくい設計配慮がある点も見どころ。
  • 感度を損ねない範囲内でガイド径を大口径化。
    これによりメインライン2号に16lbリーダーをを入れたとしても抜けに違和感はなく、ライトゲーム以外でもリール選択次第で様々な使い方が出来る。

ターゲットに応じてリールを交換し、様々な釣りに使ってみることで新たな発見ができるかもしれませんね。我々の住む北海道では、海アメ・海サクラマス、湖のニジマス、広い河川でのアメマス、20g程度のジグでサバゲームなど多様に使うことができます。

軽いものを遠くへ飛ばすということは、ロッドがよく曲がるということ。長く、細く、曲がるものは、戻ろうとする際に制御を失い暴れる。

暴れるブランクを制御しなくてはアキュラシーが損なわれ、肝心の飛距離も得ることはできないでしょう。
そこをinte 9.8Lは弾性の高いカーボンを表層に配置し、四方八方に分散する力を一点に纏め、ブレを取り除くことでリリースの際に爆発力が生まれるロッドとなっています!

当店には1本のみの入荷!ぜひチェックしてみてください。

それでは次に、私も気になっているB .C.5シリーズを解説していきます!

”BC5 9.6MH" — 5ピースで仕舞66cm、長尺の“遠征携帯最強レベル”

特徴

9.6ft(約292cm)でありながら5ピースに分割でき、仕舞寸法は約66cmというとんでもなくコンパクトになる“携行性重視”の長尺ロッド。

遠征や電車・バイク釣行などで「長尺が必要だけど持って行けない」を解決するために設計されました。パワーは MH(ミディアムヘビー)レンジで、ロングキャスト+大型魚にも対応するタフさが売りです。

主要スペック(公式)

  • 全長:292cm(9.6ft)
  • 継数:5ピース、仕舞寸法:約66cm
  • 自重:約277g、グリップ長:53cm
  • 素材:4軸カーボン、ガイド:Kガイド(チタン+ステン)
  • 適合ルアーウェイト:12〜65g、ライン:PE1〜4号

何が良いか?(実釣で想像できる利点)

  • 持ち運びのしやすさが破格。仕舞66cmという長さは公共交通機関やバイクツーリング、パックロッドの限界を超えた“行ける範囲”を一気に広げます!
  • MHパワー&12〜65g対応のレンジは、ここ北海道でしたら、鮭の浮きルアー釣りから、イトウ、サーフのヒラメ〜シーバス、ロックショアでの青物の小〜中型、重ためのトップ〜ブレード系ルアーやメタルジグまで幅広くカバー。長尺とパワーの両立が狙いです!

取り扱い上の注意(5ピース故に)

  • 継ぎが多い分、ジョイント部の扱いは大事。メーカー解説でもジョイントの緩みへの注意喚起があり、キャスト後の確認やフェルールケア(ワックス等)は推奨されています。分割多段ゆえのメリットとデメリットを正しく理解して扱えば、非常に利便性の高い道具です。

BC5 9.6MH(新作) と BC4 系列との主な違いをまとめてみた!

「何が変わったか?」「強化?あるいは方向性が変わったか?」を個人的にザックリまとめてみました。

項目BC4(旧世代)BC5 9.6MH(新作)違い・インパクト
継数・仕舞寸法BC4 系列は「4ピース」が中心(モデルによって異なるが、BC4 系列には 4 継が多い) 5ピース。仕舞寸法 66cm。 携行性が大幅向上。5ピース化により「長尺だけど持ち運びが楽」になる。特に遠征、公共交通・バイク釣行、秘境釣りを想定した設計。
全長 / レングスプロトの BC4 9.6MH で「9.6 ft」(=約 292cm 相当の長尺)というテストモデルあり。同じ 9.6ft(292cm)レングス自体は大きく変わっていない(同クラス)。ただし継ぎ数の変化で「寸法 vs 使い勝手」が改善。
調子・パワー
(アクション)
BC4 9.6MH プロトは、テスターによれば 10g~60g前後を扱えるレンジで設計。BC5 9.6MH は ルアーウエイト 12〜65g、ライン PE1〜4号。ほぼ同等のルアー幅をカバー。ただし、新作では「張り感を強め、しっかり曲がるブランク」ながらも操作性・遠投性能とのバランスが見直されている。
素材・構造BC4 系列は 4 軸カーボンを使用したモデルが多い(メーカー公表スペックにおける基本構成) BC5 9.6MH も 4 軸カーボン素材自体は変わらないが、5 本継ぎにしたことで各セクションに異なる設計(役割分担)が可能になっている。
Fishman公式も、「各ピースにそれぞれ役割を与えて設計」していると説明。
ガイド構成BC4 系列モデルは K-ガイド(チタン+ステン)を採用するモデルがある(例:8.0MH)。BC5 9.6MH も K-ガイド(チタン + ステン)を採用。ガイド素材や基本構造は変わっていない。強化よりも継構造の最適化による性能向上が主。
グリップ設計BC4 系列では比較的標準的なグリップ長・構造。特に「保護を兼ねた長めグリップ」「添え木化」などは明記されていない。BC5 9.6MH では、グリップ長が 53cmと比較的長め。あえて長めに設計しており、セクションを束ねて持ち運ぶ際に他のピースを保護する“添え木”のような役割も担う。グリップをただの持ち手としてではなく、パーツ保護・携行性との兼ね合いで機能設計を見直している。これが新世代の利便性改善ポイント。
感度・ファイト性能BC4 9.6MH(プロト)でも比較的ファイト性能を重視。テスターのインプレでは、「30〜60gあたりが気持ちよく振れる」。BC5 9.6MH では、「張りは強めに持たせつつも曲がる」ブランク + 各ピース最適化により、ファイト性能・キャスト時の戻り・パワー伝達を改善。また、ジョイント緩み対策などにも注意を払っている。旧世代でもパワーはあったが、新世代では「長尺 + パワー +携行性」を同時に高める方向。ジョイントを増やすことで「継ぎ部の役割最適化」が可能になり、キャスト・ファイト時の効率を底上げ。
設計思想・ターゲットフィールドBC4 9.6MH(プロト)はサーフ、ロック、河口などライトショアジギング用途を想定。BC5 9.6MH は遠征・秘境対応を明確に想定。5ピースで“ポイントまでの持ち運び”を強く意識。
また、大型魚でも通用するパワーを持たせつつ長時間キャストに耐える設計。
新世代では「釣り場へのアクセスの自由度」を大きく重視。ロッドを遠くに投げるだけでなく、ロッド自体を遠くへ“持って行ける”という思想が強く反映されている。これは特に遠征釣行を想定するアングラーにとっての大きな進化。
弱点・注意点4ピース構造ゆえ、長尺ながらも携行性に制限があった(車はOKでも、電車やバイクでは厳しいこともある)5継構造ゆえ、ジョイント部の緩みリスクがある。メーカーもフェルールワックス使用や接続チェックを推奨している。新構造による利便性向上はあるが、取り扱いやメンテがややシビアになる可能性がある。特に継ぎが多い分、接合部を雑に扱うと性能を落とす/故障リスクが増す。

BC5 9.6MHの魅力をまとめると

BC5 9.6MH は Fishman が「ロッドを持って行く難所」を真剣に意識して作ったモデル。

という印象があります。旧世代の BC4 9.6MH(プロト) は性能も十分で “キャスト重視+ファイト重視” のバランス型でしたが、どうしても継ぎ数・携行性で限界を感じさせる部分も。

それを、5ピース構造しなやかだけど張りを持たせたブランク長めグリップの組み合わせでかなりアグレッシブに解決してきたのが、この BC5 9.6MH。

つまり「ただ飛ばす」「ただ強い」ロッドではなく、“遠くも行ける、遠くも狙える”次世代バーサタイル。それがBC5 9.6MHだと感じています。

BC4ユーザーも新規ユーザーも迷わない“BC5世代”の使いどころ

Fishman の旅系・遠征系ロッドといえば BC4シリーズ、そしてその進化系となるのが BC5シリーズ
ロッドを語るうえで避けて通れない“携行性 vs 性能”の両立に挑んできたシリーズですが、BC5世代になって、いよいよ完成度がグッと上がってきました。

今日は、あなたが どのフィールドに行くのか?
どれくらい歩くのか?
どういう魚に挑みたいのか?
これらを軸に、「どのモデルを選ぶと良いのか?」を今回入荷した2本を解説します。

 Beams inte 9.8L

【こんな人に最適】

  • 遠征先で軽めのミノーも大遠投したい
  • 河川の本流・サーフ・湖で長尺Lクラスを使いたい
  • ベイトロッドで中型〜大型トラウトと真剣勝負したい
  • “曲がるけど戻りが早い”ライトロッドが欲しい
  • BC4 5.2L や 7.10L を使ってきた人

inte 9.8L の特徴

  • 超ロングのLクラスという異色の存在
  • それでいて 携行性はBC5的(仕舞66cm)
  • 本流の流れを味方につけるようなベンドカーブ
  • スプーン、ミノーを遠投して広範囲に探るのが最高に楽しい

BC4 のLクラスと比べると?

  • 明確に 遠投性能UP
  • 長さがあるのに 重さを感じにくい
  • 5ピース化で携行は圧倒的に楽
  • ベンドの繋がりが自然

→ BC4ユーザーが使ったら「え、長尺でここまで軽快なの?」となるはず。

BC5 9.6MH

ショア青物から鮭浮きルアーまでも“なんでもやる”遠征ロッドならBC5 9.6MHが最高!

【こんな人に最適】

  • 遠征で“1本で全部やる”万能パワーロッドが欲しい
  • 河口やサーフ、磯など多様なフィールドに対応させたい
  • 30〜60gクラスのジグや重ためミノーを投げる
  • BC4シリーズのパワー不足or携行性に不満があった

BC5 9.6MHの特徴

  • 12〜65g対応のバーサタイルパワー
  • 長尺でもだるさがなく、振り抜けがシャキッとしている
  • 青物・シーバス・ヒラメ・鮭浮きルアーなどなどカバー
  • 5ピースで 釣り旅・電車・バイク釣行にも最強

結論BC5シリーズは“携行性 × 長尺 × 実戦性能”のバランスが歴代最高。

  • BC4 → 十分高性能だけど、長尺は仕舞寸法がネック
  • BC5 → 長尺でも66cm仕舞の衝撃。性能もアップ
  • inte 9.8L → BC5思想を取り入れた新世代長尺L

まとめ

私自身もFishmanロッドを数々扱ってきて、大きな不満もなく満足していましたが、そこに新たにBC5世代が出てきてこれから使ってみたい!そう思えるロッド達だと感じています。

店頭でも展示していますので、Fishman新作。ぜひチェックしてみてください。

BLUE MARLINスタッフ 青木 誠

道東の釣りならブルーマリン

ブルーマリン

北海道網走郡美幌にある釣具店のブルーマリンです。
超現場主機者のスタッフによる日々の釣果報告から、ショップからのおすすめ情報・イベント情報や、北海道の魚釣りの魅力も交えながらお届けします!

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